【会長挨拶】
  公益財団法人 全国高等学校体育連盟 会長

学校教育の一環として行われる運動部活動、

そしてそれを支える高体連


公益財団法人 全国高等学校体育連盟

おかだ まさはる
会長 岡田 正治

本連盟は、高等学校生徒の健全な発達を促すために、体育・スポーツ活動の普及と発展を図ることを目的とし、競技普及、競技力向上、指導者育成、調査研究など、多くの事業を展開しています。

学習指導要領で示されている学校教育の一環として行われる部活動は、その教育的意義が高いことも指摘されています。また、本連盟の設立目的である、①高校生の健全育成を目指す、②競技力の向上、②生涯スポーツ実践の基礎づくり、の3つの柱の実現に向けても、高校期の部活動の果たす役割は極めて大きいと考えます。

特に、本連盟が開催している「全国高等学校総合体育大会」(インターハイ)は、全国の高校生が目標とする高校生最大のスポーツの祭典として、各学校の運動部活動推進の原動力にもなっています。

しかし、令和2年初めから国内に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の影響により、部活動が活動停止や活動が制限されるようになり、令和2年度夏のインターハイを史上初の中止とする事態になりました。そして、令和3年度夏のインターハイは、北信越5県と和歌山県(ヨット競技)において、感染症対策を徹底する中で30競技すべてを無事に実施することができました。現在も、全国の高等学校において、活動できる喜びや部活動の良さを感じながら、感染防止対策を徹底した運動部活動が進められています。

本連盟においても、コロナ禍での運動部活動の推進や、安全・安心な大会の運営に取り組む一方で、社会状況の多様な変化に対応し、少子化や学校における働き方改革などへの対応を図り、部活動改革を進めているところです。

全国の加盟団体をはじめ、文部科学省、スポーツ庁、都道府県教育委員会など、多くの皆様の御理解と御協力を賜りながら、運動部活動に励む高校生の健全育成と、体育・スポーツ活動の普及と発展のため、様々な事業に取り組んでまいります。

高校生の運動部活動を支える全国高等学校体育連盟の取組への、御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。